『100万円あったら何に投資するか?』これは、銀行のときよく聞かれた質問です。その時は、銀行のラインナップの中からおすすめを紹介してきました。今回は、銀行に関係なく、 いくつかのパターンにわけて、個人的におすすめの投資方法を解説します。(記事下に筆者の投資内容も記載。)
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目次
100万円はどんなお金?
まず、その100万円はどんなお金かが重要です。金融資産が700万円ある人の100万円か、120万円しかない人の100万円かは当然違います。
また、そのお金はすぐに使う可能性があるのか、数年後か、10年以上あとか、老後まで使わないかによっても投資の方法は変わってきます。
そして、投資によって、そのお金が減っては困るのか、または減るリスクは覚悟して増えることを望むのかによっても違ってきます。
さらに投資するからには、余裕資金であることは必須です。
生活費や借金での投資などは絶対ダメです。
そこで、ここでは、いくつかのパターンにわけて、完全に筆者個人の独断でおすすめを紹介します。
パターン①『減っては困るお金』
定期預金がいいでしょう。
金利については、低金利ですが、銀行によって違いますので、ネットバンクなどの高金利商品がねらい目ではないでしょうか。
どこの銀行も預入の最初だけは金利が高いキャンペーンをしていますので、キャンペーン期間が終了したら、ほかの銀行のキャンペーンに乗り換えるのもおすすめです。
また、老後までは絶対に使わないお金であれば、個人型確定拠出年金(iDeCo イデコ)がおすすめです。
イデコは、60才まで毎月一定の金額(変更も可)を積み立てて、そのお金で投資信託や定期、保険などの金融商品から選んで運用し、60才以降に資産を受け取るという制度です。
掛金が全額所得控除になり、節税効果が高いのが特徴です。
運用商品も定期預金を選択すれば、減ることはありません。運用中に僅かな手数料がかかりますが、節税効果の方が高いのでトータルでは減ることはないはずです。
デメリットは60才まで下ろせないことです。
パターン②『減るリスクを覚悟で増やしたい』
ネット証券でNISA口座を開設し、投資信託の中でも、手数料の安いインデックス型の商品がおすすめです。
投資信託は、投資家からお金を集め、まとまったお金で運用会社が株や債券などに投資し、成果をまた投資家に還元するというものです。
投資元本が減るリスクはありますが、投資する際に分散投資をおこなっているので、いきなりゼロになるという株式の倒産のような可能性は低いでしょう。
投資信託は手数料がかかりますので、一番安いネット証券がおすすめです。
インデックス型とは、『日経平均株価』や『NYダウ』などの株式指数と同じような値動きをするように作られた投資信託です。
『日経平均株価』などは毎日ニュースで出てくるので、値動きがシンプルでわかりやすいです。
また、老後まで絶対に使わないお金であれば、さきほどと同様に個人型確定拠出年金(iDeCo イデコ)がおススメです。このパターンでは運用商品で投資信託を選択すればいいと思います。
パターン③『ハイリスク・ハイリターン、大幅な増加を望む』
100万円を200万円、500万円、1000万円に増やしたいと考えるかたには、以下の方法がおすすめです。
やはり、大幅な増加を目指すならば、それなりのリスクは覚悟しないと仕方がありません。
宝くじで3億円を狙う人は、資金が最悪ゼロになっても仕方がないと思っている人ですよね。実際にほとんどが紙くずになってしまうのですから。
株式投資
株式投資の個別銘柄で将来大きく成長しそうな会社1社に集中投資します。これから伸びる業界、有望な会社については、自分なりに仮説をたてて勉強する必要があります。
日本に限りません。アメリカ、中国など海外株式の投資も可能です。財務内容もしっかり調べて、企業の将来性に投資するようなスタイルです。この場合も手数料の安いネット証券でNISA口座を開設し、投資するべきです。
FX
FXでレバレッジを使い、大きな利益を追求することもおすすめです。
FXとは、外国為替証拠金取引です。通貨を売ったり買ったりして差益を狙う投資です。
米ドルと円など2つの通貨を組み合わせて取引します。
たとえば、シンプルに説明すると、米ドルを1ドル100円で買い、1ドル130円になったら売るという取引で30円の利益といったものです。
また、ユーロ、ポンド、豪ドル、スイスフランなど様々な通貨の取引が可能。
また、レバレッジという『てこの原理』を使った投資ができます。
たとえば、100万円でレバレッジ10倍であれば、1000万円の取引が可能になります。
その分、利益も大きくなりますが、逆にリスクも大きくなります。
株と違って24時間取引が可能で、スマホなどでも簡単に投資できます。
FX会社に口座開設し、投資金額を入金すれば開始することができます。
近年、もっとも注目されている投資方法です。実際にやってみると簡単です。
仮想通貨
ビットコイン、リップルなどの仮想通貨で将来の大幅な利益を狙う。
仮想通貨とは、特定の国家による価値の保証を持たない通貨、暗号化されたデジタル通貨のことです。
円やドルのように国が価値を保証しているものではありません。
インターネット上でやりとりする電子データに過ぎませんが、交換や決済、送金などもでき、円やドルとも交換できるものです。
仮想通貨にもたくさんの種類があり、どれが将来性があるかは不透明な状況です。
ただ、不透明だからこそ、いま買っておくことで、将来大きな利益をあげる可能性はあるかもしれません。値動きも激しいです。
たとえば、2017年のはじめにビットコインという仮想通貨が約10万円でしたが、12月には200万円を超える上昇をみせました。その後また急落するなどジェットコースターのような動きをしました。
将来的には、いまの通貨に変わり、海外送金などの有力な手段になるという見方をしている人たちなどが、売買をしています。
まさにハイリスクハイリターンの投資方法といえるでしょう。
どこの会社で投資するのがおすすめ?
投資するには、基本的に取り扱い商品の種類が豊富で、かつ手数料が安いことが絶対条件となります。以下に商品ごとのおすすめの会社を紹介します。あくまで筆者の独断です。
証券会社(株、投資信託、イデコ)
国内株式手数料が最低水準。取り扱い商品も豊富。イデコ資料請求。SBI証券 iDeCo
約定代金10万円以下の手数料無料。少額から始めたい初心者に最適。株主優待目的でもOK。
FX会社
FX口座数国内第1位。期間限定で2万円キャッシュバック実施中。人気が高い。
仮想通貨会社
bitbank(ビットバンク)
わかりやすい取引ツールで安心取引。365日サポート。
まとめ
100万円あったら何に投資するかについて解説してきました。
投資の目的や方法は、10人いれば10通りの考え方があります。
ここで紹介したやり方は、あくまでも筆者の独断であり、こうするべきであるというわけではありません。
ただ、投資については、ローリスクであればローリターン、ハイリスクであればハイリターンということは基本です。
自分のお金をどうしたいかによって、自分らしい投資を決めることが大切であると考えます。
投資は誰でもできます。まずは口座開設(無料)して1万円程度から始めてみましょう。
1万円を投資するとしないでは、毎日の経済ニュースをみる感覚が全く違います。
参考:筆者の投資内容『note』